就活って何?!日本とブラジルのカルチャーの違い

日本で就職してお仕事してます。
転職活動も経験しました。

ここではその道のりと、
海外生まれ海外育ちの私が日本での就職・転職活動で感じたことをサラッと書きました。

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ブラジルでの就職

誰でも周りにすぐ仕事を見つけられる能力を持っている知人が一人でもいるはずです。
いったいどうやって??わかりません!!

その能力は想像を超えていて、自分が履歴書という名の個人情報をばらまいても面接にすらありつけないでいる傍ら、そういう人は仕事に飽きた次の日に違う仕事に就いています。

職安や転職サイトなどが全く充実していない国でいったいどうやって???


日本での就職 

1. ブラジル人(or外国人)
2. 日本人というか、日本育ちの人

1. ブラジル人(or外国人)

外国人が日本で働くうえで手っ取り早いのが派遣会社に登録すること。登録というか、派遣会社に雇ってもらうこと。登録制の派遣会社とは勝手が少し違います。製造業などの軽作業を主にしている派遣会社は派遣用の正社員を雇ったりしています。いろいろな手段で長く同じ会社に働けます。派遣先は変わったりするけどね。
ブラジルなど海外の現地で人材を調達する会社も存在します。 

日本にすでに住んでいる在日外国人が転職するには:

  • ハローワーク (職業安定所)
  • 在日向けフリーペーパや求人サイト。Revista Alternativa や IPC wordが有名。
  • 知り合い全員にかけまくって、紹介してもらう。

職安で仕事を見つけるチャンスは奇跡レベル。
扶養範囲で働きたい主婦ならハローワークのほうが仕事を見つけやすいかもしれない。外国人が沢山住んでいる地域の職安は週一とかで通訳さんがいるので、コミュニケーションも取りやすいしアドバイスももらえる。

AlternativaやIPC digitalなどのフリー求人が一番おすすめ。こういうところに求人を出す会社はその言語がしゃべれる人が会社に一人でもいるってことなので、日本語に自信がなくても大丈夫。ただ、ノーを怖がらないで、気になった求人すべてに電話しまくるのが大切。もちろん募集になかった職種を進められることもある。

友達の働く職場に紹介してくれるのが一番手っ取り早くて面倒じゃないかな。とくに派遣会社などは身元保証人がいない外国人を簡単に雇ってくれないからね。だからコミュニティーを作っておくことが海外生活では大切。 


2. 日本人というか、日本育ちの人

日本語ネイティブスピーカーが就職・転職する方法はたくさんあります。
  • 高校・大学生向けの就活セミナーに参加する
  • DODA, MyNavi, Rikunabi, EnTenshoku, Indeed, Hatarakonetto,などの転職サイトを使用する。 
  • キャリアアドバイサーに依頼する、ヘッドハンティングされる
  • ハローワークに登録する
  • 気になった企業に履歴書を送る。

日本では、ブラジルにない、新卒雇用制度があるので大学に行っている人はそこで就職できますね。ブラジルではそのような制度がないので、インターンシップ制度をうまく使って、運任せで正規雇用を狙います。 雇用されなければ町中の企業を片っ端から回って履歴書を手渡します。日本のようにオンラインでのそういった採用方法はいまだ流通ではありません。

転職活動は日本ではあまりよく見られない行為ですよね。
海外では何社経験があるかでキャリアがあるのかないのかを判断されますので、公務員でない限り10年も同じ会社出努めている人はさほどいません。
でもこの頃はキャリアアップの為の転職はよくあるみたいで、転職用のサイトがどんどん増えています。
とくにIndeedさんは求人ではなく起業の採用ページから検索できるので、イノベーショナルなサイトだと思います。株式化したら絶対もっと大きくなりそう。

そういった登録制の転職サイトにキャリアアドバイサーのオプションがあります。
正直言ってそこまで手助けにはならなかった。
高校などで受けた適性試験のようなもの。
でも結果的には自分にh全く合わないと思っていた結果が今につながっていたりする。

転職サイトの登録はいたって簡単。時間かかるとか言うけど、キャリアを積んでりゃあ自己PRも数秒で書けちゃう。
ヘッドハンティングを待つのもいいし、自分から積極的に応募していくのもいいし。
簡単に応募できて、履歴も残るので、素早く大量に応募できていいと思う。
転職活動はブラジルでの就活同様、一つずつ回って飛び込み営業するのと同じ。

キャリアアドバイサーに言われたのは就職率は1/50。50件の求人に応募して、ようやく一社ヒットするんだと。

もちろん人によるけどね。一発でいいところに内定決まる人もいれば100件面接に行って一か所も決まらない人もいる。


どうやったら仕事が見つかるの?

1. 紹介
2. 職安
3. 求人サイト


1. 紹介

私の初めの日本での仕事は親の紹介&コネではいりました。そうだよ、パパだよPapai。もちろんブラジルでも親に仕事を紹介してもらうのはダサいとみられてるけど、うちの親は決して養ってくれないので日本で暮らすためには生活費を早く稼ぎたかったの。


2. ハローワーク

正直職安で仕事を見つけた人を存じ上げません。私の勤めていた会社でもハローワークからの紹介で雇用につながった人は数少ないです。
理由はみんなおかしいから。
面白いとかの意味ではありません。
ハローワークの職員が自ら求人募集の内容を理解していない。Aだって書いてるのにCDFだと勘違いして応募に来る人が多いです。
それに 公的職業安定組織が運営する職業紹介所のくせして最低賃金下回ってた求人見たことあるよ。管理体制どうなってんのさ。


3. 求人サイト

何件もの転職サイトに登録するのは多くの求人をいっぺんにリサーチできる一番手っ取り早い方法だと思います。
長い目で転職活動期間をプランしているのであれば一軒に絞って、志望企業の求人が出るのを待てばいいけど、1~2か月のフルスピードで転職したいのであれば複数の転職サイトで活動し、見つからなければ登録制派遣会社もありだと思います。

企業のキャリア採用ではぜったいに仕事にありつけない!
なぜならそこでは神々しい人材を探しているから!

そういう人はね、ヘッドハンティングで来るのよ?

だからこそ転職サイト。
経験不要学問不問の求人もたくさんあるから。


なぜ私は転職したのか?

まぁよくある育児休暇後の仕事量激減とも言いましょうか。
予想はしていてアイデアや企画はたくさん準備していて、上司と一緒に動いていく予定でした(前の会社は男尊女卑体制で明らかに女子と男子の扱いが違っていて、自分一人でアクションは起こせなかった)。なので部署で唯一新しいものを恐れないその上司の力が必須だったのですが...

インスタでも投稿したように、うまくいかなくなり、仕事を減らされていき、気が付いたら電話すらとらせてくれないという、給料泥棒みたいな立場に追いやられていました。 

で、
考えたんですよね。
部署変更を届ければお迎えの時間に間に合わなくなるから時給制のパート勤務になってしまう。給料がものすごく下がり、扶養範囲で働いたほうがいいような職種に回される。
はたしてその流れで自分は納得できるのか?
いっそキャリアアップの為、長年勤めて勝手がわかりきった会社でも、思い切って新しいスタートを切ったほうがいいのでは?

それは今後の自分のキャリアを考えての結果です。
思いがけない出来事でライフプランが変わってしまいましたが、生活基準を計算し、やはりフルタイムの共働きではないと支払い等がきつい。自分の学歴と語学力を配慮し、30そこそこで立ち止まるのはもったいない!もっと社会のためにも働ける!

そう思ったんです。

(育休復帰2か月後で退職に追い込まれたという見方もあります。自分の仕事をこなしながら私のアイデアをすべて一人で実行できんなら大した大将だよ。パチパチ)


転職活動での基本的なルール

は日本語のサイトは死ぬほどあるので、ここではあえて、ブラジルではどうなのかを書きたいと思います。

まず、基本的には30日のAviso Previoが目安です。
その30日間を短縮するために手当金を会社が出してもいいし、出さなくてもいいし。
一般的には出さずに30日間来てもらい、引継ぎをしたりなどしてもらいます。
有給は買い取り、きれいにやめてもらいます。
手当金を出して、30日を短縮するのは弁護側からみるとリスキーです。
貰った貰っていない。少ない。本当はクビになったなどの提起になりかねないからです。

ブラジルでは失業保険はクビにならないともらえません。
なので、和解という形で偽装解雇をする会社も少なくないです。
こちらも弁護側からしたらおバカなリスクです。
しないで、ぜったいに。
後々痛い目みるから。

ただ、自己退職でも13番のお給料(日本でいう賞与のようなもの一か月分の給料)と残っているバカンス日数(有給)は支払わないといけません。
なので、合計2か月分のお給料は入るので、自己退職しても在籍中に就活しないで、給与面の生計が成り立っている2か月の間で就活をするのが一般的です。

求人募集

うーん
あったりなかったり。
基本口コミだね。
会社のサイトの求人募集で受かったなんて話聞いたことないし、職安がしっかりしてるわけじゃないし。
求人サイトはあるけど、そこまで一般的ではないね。古いやつ載ってたりするし。

一番は口コミ・コネだね。


面接

特に日本とは変わらない。
大手だったら適性試験とかあると思うし、面接も何段階も分かれる。
小さな会社だったらマネージャーと5分ぐらい話して終わる。
ドレスコーデは日本ほどかしこまらなくていいけど、リーガル系はスーツは基本中の基本。

採用基準

前科がないことが前提。
ブラジルでは未成年の犯罪ではない限り前科があるかないかは一般人がネット一つで検索できるよ。
履歴書には個人番号やIDを書かなくてはいけなくて、それで検索すればすぐヒットする。
法的には前科ある無いで差別はしてはいけないことになってるけど。
ねぇ
やだよね。

あとはちゃんと身だしなみがしっかりしている、話の拠点があってるか、態度や履歴書の内容。

そして一番にキャリア。

新卒でもキャリアが重視される。
大学に行きながら仕事をするのが一般常識な国なので、どこでアルバイトしたの、インターンシップしたの、研修したの、どこでどんな仕事をしたことがあるので、決まる。
社会人経験がない人はよっぽどのコネか、学歴がないと雇ってもらえない。

転職活動にあたって、学んだことをインスタでアップしてるよ。
#morandono japao a procurade emprego (全部一緒ノースペース)
か、
#morando就活
で検索してみてね。



で、最終的にどうなったのさ

超スピード転職活動内で合計4社に面接に行きました。
受かると思ったところに落ちて、
落ちると思ったところに受かりました。

最終的には一番初めに受かったところで決めました。
落ちると思ってたのに受かったのにはなにか神様的にプランがあるのではと思ったのと、
コンサルティング系でずっと気になっていた職種なので。
自分のダメ押しの要求も全部了承してくれたので、ありがたい。

30ちょい、既婚子持ち猫もちで初めて東京のど真ん中で冒険しています。



何かを始めるのにリミットはない。

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