ブラジルのクリスマス
日本のクリスマスは恋人の日でも、ブラジルはクリスチャン国家。
12月は南国らしくものすごく暑く、平均気温は30度から40度ですが、
それでもクリスマスを半袖で祝います。
ブラジルのクリスマスは純粋にイエス・キリストの誕生を祝うもので、
カレンダーも25日は祝日です。
日本との盛大な違いは、ブラジルではクリスマスは家族で過ごす日です。
ほとんどの人がイブに教会の礼拝に行きます。
教会によっては礼拝がクリスマス当日だったりしますが、ほとんどが24日のイブの夜です。
そして、25日はお昼に集まり、ランチパーティです。
ブラジル人は一家の長老(おじいちゃん・おばあちゃん)の家に親族が集まる習慣があります。
律儀な家庭は毎週日曜に集まります。
クリスマスも同様、長老宅か家を提供してくれる親戚の家にみんな集まってクリスマスパーティをします。
食事は基本持ち寄りですが、クリスマスって言ったらこれでしょ!っていうメニューは決まっています。
ブラジルの定番クリスマスメニュー
主役は何と言っても七面鳥!!
そして丸焼きで!!
ほかにもテンダーという名の豚肉の塊もありますが、あまりメジャーではありません。
ハムが好きな人は好きでしょうが、ソースが甘いんですよね。
甘いソースが好きじゃない家庭は食べません。
ケーキは必ずパネトーネです。
チョコバージョンがさまざまな形でありますが、パネトーネはかならず出ますし、クリスマスに送りあうものでもあります。
タラのコロッケ。
必ず出るメニューではないですが、好きな人は好きなので。
フルーツ
結婚式でもパーティでも必ずあるのがフルーツ盛り。
目立つ席に山盛りにフルーツを飾り、デザートやおやつにつまみます。
Salpicao
という名のサラダです。サウピッコンはささみ、レーズン、セロリ、オリーブなどを入れてマヨネーズで和えたサラダです。
私はリンゴが入っているバージョンが好きです。
ごはんはarroz a gregaが一般的かな?私の周りはそうでした。
ブラジルのぱらぱら米にレーズン、ニンジン、玉ねぎなどを一緒に炒めたごはんです
デザートにはフルーツやパネトーネとアイスを食べています。
暑いので。
クリスマスはあくまで家族の時間
ブラジルではクリスマスの日にはカップルで過ごしません。
過ごしても、親戚がたくさんいるとこに招いたり、招かれたりします。
二人っきりでのデートはまずお互いに家族がいない人しかしないでしょう。
それも「かわいそう」「孤独」と思われます。
日本では彼氏彼女がいないとさびしいと思われがちなクリスマスは
ブラジルでは、家族がいないわけありの人にとってさびしい日です。
サッカー選手カカのクリスマス集合写真
真夏のクリスマス
クリスマスと言えばあったかい空気に包まれ、体温まる飲み物を飲み、暖炉のそばで深々降り積もる雪を見つめながらサンタさんを待つってイメージですよね?
ブラジルのクリスマスは平均気温が40度近くまで上がるぐらい真夏です。
キンキンに冷えたジュースかシャンパンで乾杯して、ちょっと冷ましたご飯を食べます。
デコレーションはクリスマスツリーや家のライトアップなどありますが、
綿やコットンなどで雪を再現し、
クリスマスデコレーションを盛大に盛ったショッピングモールの広場などで半袖・半ズボン・ビーサンで写真を撮ったりします。
そんな皆さんの夢はニューヨークの雪に埋もれながらホームアローンのようにクリスマスを過ごすこと。
ブラジルのクリスマスソングと言えば:
コマーシャルソングですが、これが流れると、もう今年も終わりだなって気分になります。
ちなみに2年ぐらい前からあのトラックがブラジルの街並みを田舎まで走っているらしいです。