ネイティブ・ブラジリアン文化由来のブラジル料理。


ブラジルでは国内で、ネイティブ・ブラジリアンの日を4月の19日にセレブレイト(?)します。

(インターナショナル的の世界先住民族デーは8月です)



ネイティブ・ブラジリアン文化由来のブラジルの一般的な料理や食べ物を紹介します。


ブラジルの食文化ではネイティブ・ブラジリアン文化由来となるものがたくさんあります。


まず、とうもろこしとマンジオッカ芋が思い浮かびます。




それらで作る粉は色々な料理に使われます。

ちなみに、ブラジルの片栗粉はコーンスターチです。日本のよりかは低アレルゲンでヘルシーです。



一般的に全国で召し上がられているネイティブ・ブラジリアン文化由来のメニューを紹介します。



タピオカ(tapioca)



スイーツではありません。地方によると、ベイジュ(beiju)、ビジュ(biju)など呼ばれる、やわらかいタコスみたいなものです。パンより低カロリーなので、具材をヘルシーにして、パン代わりに食べるダイエット法もあります。


タピオカ(スイーツ)




地方によると、サグー(sagu)など呼ばれるこちらのタピオカは少し違います。一般的にぶどう味で、もっともっちりしていてやわらかく、ゼリーの感覚でいただきます。

これはブラジルでは(田舎だけか?)日本のフルーチェのように子供が自分で作れるスイーツです。インスタントパックで売っています。

フルーツ




個人的なイメージでネイティブ・ブラジリアンの方はフルーツをたくさん召し上がっているイメージがあります。バナナや、アサイー(açai)、クプアスー (cupuaçu)、カシュー (caju)、ペキー(pequi)、ガラナ(guaraná) 、

ブリチー(buriti)、ジャブチカーバ(jabuticaba)、ピタンガ(pitanga)、ププンニャ(pupunha)、パパイヤ、小さい (mamão pequeno) 、パッションフルーツ(maracujá)などなど。


ピラゥン(pirão)




田舎でしか見ないのかな?フェイジョンに続く一般的家庭料理です。親戚がたくさん集まったときなどよく作ります。ピラゥンはトゥピ語でスープと言う意味だそうです。もしかしたら、ブラジル人が作り、好む、とろとろのスープはここで生まれたのかもしれません。そして、日系人としてはピラゥンをカレーのようにご飯にかけて食べていたのを、そういえば友達がショックを受けていたような・・・

ピラゥンはマンジオッカ芋の粉、マンジオッキンニャ(小さいマンジオッカ芋)肉類、唐辛子をアクセントに作ったとろっとろのスープ?カレー?みたいな料理です。

地方や家庭によって作り方も材料も変わると思いますが、家は市場で残った野菜をみじん切りにして突っ込んでいました。

魚料理



ブラジルではほとんどが川魚ですが日本には生存してたら危ない、ピラニア(piranha)など珍しい魚がいます。カスクード(cascudo)、ピラルクー(piracuru)、(pintado)などなど。

川魚・・・といか、泥にまみれて生きているので、刺身には向いていません。どじょうのような味がするといわれますけど、どうでしょう。串焼きにするか、シュラスコのように火あぶりにしたアッサードが一般的な食べ方です。

海辺などでは魚の白身を使ったコロッケや小さい海老の串焼きなども食べますが、これらはポルトガルの由来です。

ピラニアは食べれます。美味しいそうです。私の人生で唯一見たピラニアは叔父さんのお土産のインテリア燻製ピラニア。

猫に盗まれましたよ、ええ。

あまり流通ではありませんが、ネイティブ・ブラジリアンの方は亀も食べるそうです。


カンジッカ(canjica)



コーンをすりおろしたもの、又は、コーンの粉末と、ミルク、マーガリン、コンデスミルクとシナモンで作ります。チーズも入れたりします。あったかくても冷ましても食べられます。



ミンガウ(mingau)



いろいろな穀物(コーンの粉、小麦粉、米粉)にミルクかお水を混ぜて作ります。ブラジルではお粥と同じ扱いをされています。断乳食としてパテにしたフルーツなどと、同じように子供に与えられます。

パモンニャ(pamonha)




6月から8月の冬至祭で定番のスイーツです。とうもろこしのクリームを牛乳と砂糖とシナモンとフェンネル(erva-doce)を混ぜて、バナナの皮に包み蒸したお菓子です。住宅街などでは冬になると日本の焼き芋と同じように、トラックで売り歩いています。

セキーリョ(sequilhos)



多分ネイティブ・ブラジリアン系のお菓子だとみなされているこのクッキー。ほろほろクッキーです。ポウヴィーリョというマンディオッカでできた粉を遣って作ります。地域によると、ポン・デ・ケージョをカラッカラしたものを言います。

マテ茶 (erva-mate)



日本で大人気マテ茶。みどりマテ茶と黒マテ茶がありますが、黒マテ茶は苦味があって、カフェインが強いので、コーヒーの代用にと、大学時代飲んでいました。日本では「飲むサラダ」と言われていますが、私としては「サラダを飲みたいなら緑汁を飲め」と思います。日本ではブレンドされている感がすっごいありますし。第一、マテ茶はジャスミン茶同様、(緑茶もそう)長い時間放置していると苦くなります。だから必ず砂糖を入れます。砂糖のみ。ミルクはいれません。あしからず。

ちなみにブラジルでは葉っぱそのものに暑いお湯や(chimarrão)冷たい水(tereré)を注いで飲みます。生をそのまま使っているので、マテ茶に含まれているビタミンもろもろ(カフェインも)その飲み方のほうが取りやすいと思われます。

とはいえ、マテ茶は利尿薬。風通の方にはおすすめです。毒素の体内を取り除きますが、飲みすぎると身体に必要な成分も全部流れてします。お茶に使われているのは焼いている茶葉ですので、緑のうちに成分をそのまま飲む、chimarrãoやtereréのほうが、エネルギーを得ることが出来ると思います。

ネイティブ・ブラジリアンの言い伝えによると(lenda Caá-Yaríi):


昔、勇敢だった勇者、カァー・ヤラァと言う老人は娘、ヤリィと暮らしていた。ある日、見たことの無い服装で、違う色の肌をした男がやってきた。親子はその男を招き、食べ物などでおもてなしをした。その男は神に仕えるもので、お礼にと、なんでも願い事を一つかなえてやると言った。すると老人は、自分を介護していた娘ヤリィに自由を与えて欲しいと願った。するとその男は川のほとりに新しい種類の植物を作り、活力を老人に与え、娘のヤリィをグァラニ族の守女神にし、植物に「カァア・ヤリィ」と言う名前をつけた。そしてそのハーブは民族の勇者達に活力と勇気をもたらした。
らしいです。

健康茶というよりも日本のウコン的なもの。

パソーカ(paçoca


ピーナッツで出来ている粉を砂糖とまとめたものです。ブラジルの駄菓子の定番。日本のスーパーでも普通に見かけるようになりましたね。

モケッカ(moqueca)




魚や貝類をメインとしたスープたっぷりの煮物です。トマト、ベニノキ(urucum)で赤い色をつけます。昔話では、このように煮込みで食べるのは人間の肉だったとか?

ポルトガル人の魚料理や海老料理にに黒人がスパイスを混ぜた料理と言われていますが、魚の煮込み自体、ネイティブ・ブラジリアンの中ではすでに流通でした。

パクチーや、唐辛子を黒人が足して、トマトや野菜などをポルトガル人が足した。
と私は考えております。

モケッカはバイーアでよく食べられる料理です。バイーアは黒人が多いい土地です。
だからと言って、インディオ由来ではないと考えるのは差別なのでは?
と私は思います。




他にもたくさんあります。
田舎の家庭料理はそこから由来されていると言っていいでしょう。


私はこのようなインディオ文化の料理に懐かしさを感じます。
田舎滞在が長かったからか?

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