ブラジルの珍しいフルーツ
ブラジルでは果物売り場が大きくて種類豊富です!
日本では一般的なイチゴやみかんは、ブラジルでは輸入品で結構高いんです。
一般的な生フルーツと言えば、オレンジ、バナナ、ライム、パパイヤ、メロン(黄色い、細長い種類)、パイナップル、スモモなどです。
そして、ブラジルでは果実ジュースは当たり前。フリーズされているか100%ジュース(その場で作ってくれる)の種類はソフトドリンクメニューで10品以上あってもおかしくないんです。
今回は日本では生ではめったに見かけないさまざまなフルーツを紹介します。
種類豊富なバナナ
サイズもさまざま。ケーキに使うのもあれば、子供にいいとされるのもありますし、衣を着けてフライにする食事用もあります。
また近辺ではスーパーフードの一種として、まだ緑色のバナナを煮て作ったペーストが混んでるミルクの代用になるといって騒がれているみたいです。
ビーガン・ブリガデイロ到来?!
アサイー(açai)、
流行っていますよねアサイー。ちなみに昔はそこまで流通じゃなくて。
10年ぐらい前からじわじわキテるって感じですね。
ジュースではなくて、アサイーボールのほうです。
アイスクリームとコーンフレークとアサイーフルーツを冷凍したやつ。
めちゃくちゃ流行っていました。
私はと言うと。
正直好きではありません。なんかカスカスしてて、コーヒーをこし終った粉みたいで・・・
クプアスー(一応くだもの)(cupuaçu)、
一応フルーツです。ナッツみたいな味がして、食感は水のないかすかすなリンゴのよう。
これはスイーツによく使われますね。
いつぞやか地域活性を兼ねて、naturaというブラジルの化粧品会社がアマゾン付近の屋台などで、使いかたや作り方などを学び、保湿クリームとして世に出しました。で、屋台の親切なおばさんたちは大激怒。知識を盗んだ上に生産地を明確にしていないと訴えました。でも特許はとっていなかったので、裁判は負け。結果的にこの騒動はクプアスーやププンニャ、ブリチーなど、北地域や田舎の奥底でしか知られていなかったフルーツを全国に知り渡され、おまけに各地域に受け継がれている知識などの特許取り競争を始めたのでした。
カシュー(ナッツの上の部分ね)(caju)、
カシューナッツといえば、ビールのお供としてよーく知られていますが、日本であまり知られていないのが身の部分。実はカシューフルーツとは、ナッツの部分。黄色やオレンジの実は偽果(pseudocarp)なのです。
この情報は中学生くらい(7年か8年生あたり)に生物学の授業で習います。もちろん、私も「フルーツではない」にびっくりしました。
カシューの偽果はジュースによく使われます。そのまま食べると言うのはあまり見ません。結構酸っぱいし、シミになると取れないっていいますし。ビタミンたっぷりです。
ペキー(pequi)、
ペキー、それはスイーツにも煮込み料理にも使われる万能なフルーツ。主にジュースにされますが。
ご飯と一緒に煮込むとおいしいらしいです。
ガラナ(guaraná) 、
可愛いギョロ目のフルーツ。炭酸水で知られていますが、カフェインたっぷりの粉は、医学部の研修生や卒文がまにあわない大学生が好んで飲みます。
ちなみにそのレベルに達するとヤバイと言われます。
キリンさんが欲しがりすぎていたAntartica(現ambev)のガラナ炭酸ジュースは1921年以来のベストセラーです。なにが違うのって聞かれると、それは飲みやすさです。ガラナジュースって基本ものすごく甘いんです。味も濃いし。
ガラナ炭酸ジュースではAntarticaが一位で、コスト的にはFunada(はい、社長が日本人です)が好きです。
ガラナ炭酸ジュースはブラジル国シェア一位だと思います。メーカーごとに味が若干変わります。
ブリチー(buriti),
このフルーツはほとんど生で食べます。
このフルーツで作るオイルが一番売られています。保温にもなるし、日焼け止めにもなります。
シャワーオイルか石鹸などによく使われています。
ジャブチカーバ(jabuticaba)、
ちょっとアサイーににていますが、違います。これは、フルーツ売り場ではあまり見かけない、田舎のスイーツですね。庭に植えてあります。中身が白くてジューシーなので、ジュースに使われます。
ピタンガ(pitanga)、
これをスーパーで見かけることは少ないのでは?
フェイラ(ブラジルのマルシェ)でも売っているのは見たことはありません。普段はシティオ(sitio)農業地域に別荘を持っている(はい、普通にもてます。日本で言ういわゆる畑のある実家のような感覚)人におすそ分けでもらったりします。また、そこに遊びいくと、ポマール(果物園)などで、子供が取りながら食べたりして遊びます。ジュースにもしますが、小さいかぼちゃみたいなので、遊びながら食べます。
私はnaturaの黒ピタンガの香水をもっていますが。幻のフルーツらしく期間限定商品でした。とってもフレッシュな匂いでちょっと甘い感じ。もっと作って欲しいなー。
ププンニャ(pupunha)
Wikipediaを見たら、チェンタドゥーロって言う名前で載せられていました。コンポートやジャムに使われます。北に旅行に行った人のお土産が、このコンポートが入ったボンボンチョコなんです。
結構美味しいですよ。ほんのり甘くて、まったく、くせがありません。
パパイヤ (mamão)
ブラジルでは種類豊富のパパイヤ。朝ごはんの定番の定番です。ちゃんとした朝ごはんには必ずパパイヤが出てきます。
って「しっとこ」を土曜日見ながら叫んでいました。
フェイラやスーパーに売っているのは:マモン・パパイヤ(mamão papaia)、マモン・フォルモーザ(mamão formosa)これは結構大きいので、スイーツに使われます。 他にもマモン・マーッショやマモン・インドなどあります。
ブラジルではスムージーに欠かせないフルーツです。
美容にいいナチュラルクリームとしても使えます。
よくヨーグルトに混ぜて、ヘアパックとして使っていました。
よくヨーグルトに混ぜて、ヘアパックとして使っていました。
パッションフルーツ(maracujá)
パッションフルーツは不安解消効果があり、生薬として使われます。また、血圧を下げる漢方にも使われます。
ブラジルで食べられるパッションフルーツは、周りがでこぼこで、外も中身も黄色です。
そのまま、皮ごと食べられますが、すっぱ甘い味がします。
スイーツなどに幅広く使われます。一番いい例が、種ごと、ムースやケーキのトッピングソースとして使われるパッションフルーツのケーキではないでしょうか。
ジュースはとっても美味しいんですど、血圧が下がるので、貧血の人は飲めません。
グアバ(goiaba)
ほんのりピンクの種類です。シティオのポマール(果物園)の定番のフルーツです。基本的にはスイーツに使われます。ドセ・デ・ゴイアーバ(doce de goiaba)は、グアバをコンポートにして(赤くなります)羊羹のように固めたもので、これもまた、ケーキの材料などに使われます。私はこれにもっと砂糖を加え、平べったくしたお菓子が大好きです。
パンプキンじゃなくて、グアババージョンの。
グアバ木の葉はお茶にして、うがいをすると、のどの炎症が引くと言われます。
ものすっごく苦いです。
バンレイシ(pinha)
これの100%ジュースは好みは分かれますが、お上品な人はこれを頼むってイメージがあります。勝手なイメージですが。クリーミーでちょっと塩気の聞いている甘ーい味がします。
正直、未だにこれをどういただけば、エチケット的に正解なのかわかりません。
マンゴー(manga)
地域によりますが、私の住んでいたMS州のザ・田舎では道端に生えていました。
庭やガレージのエントランスとかに、日本では松ノ木やみかんの木と同じ感覚で生えていました。むしろ栽培とかもないです。
買おうと思えば、スーパーにあるんですが、ほとんどの住民が田舎ならではの無駄に広い敷地に植えていたので、売り上げは出なかったのでは?
日本の高級、太陽のタマゴ、とは似てもつかないお味のマンゴーでした。もちろん熟するのをまてばそれなりに甘くて、とろけるんですが、甘さの品格がちょっと違います。
それを使った細巻き寿司が大好きでした。
粉末のジュースが人気で、おやつや訪問者にだす家庭も多いいです。
アセロラ(acerola)
日本でも人気のアセロラ。
一般的に100%ジュースとして飲みます。
オレンジとブレンドするのが人気です。
アセロラの皆さん知らないだろうこととは:収穫するときに防御服が必要なこと。
枝に小さなとげがあり、真夏の南国のブラジルで、Tシャツで、背の小さいアセロラの木の下に潜り込んだらもう大変。体中かゆくなります。
ココナッツ
ナッツって言う名前ですが、一応フルーツです。
ココナッツはさまざまな使い道があり、種類も大きさもあります。
中の白い部分は生で食べても、乾かして、スイーツに使ったりします。
木の中身の白い部分(たけのこみたいな)はパウミットと呼ばれ、サラダなどに入れて食べます。
中に入っている水は飲み物として飲みます。栄養豊富で、ポカリのように、運動のあとや暑い日に飲みます。皮が緑色のものを使います。
木の枝や葉っぱなどはインテリア作りに活用します。
身を多い尽くすファイバーで布とか織ります